CAEは試作前に設計の妥当性を検証する要。航空機・艦艇・車両の強度・振動・疲労を解析で見通す力が、開発の手戻りとコストを抑える。
構造解析・CAE(Computer Aided Engineering)は、有限要素法(FEM)などを用いて、試作前に設計の妥当性を検証するスキルです。航空機・艦艇・車両・搭載装置に加わる荷重に対し、強度・剛性・振動・疲労・熱といった観点から成立性を評価し、設計部門へフィードバックすることで手戻りを減らします。
実務では、Nastran・Abaqus・ANSYSなどの解析ソルバーを用い、CADデータからメッシュを作成し、境界条件・荷重条件を設定して静解析・動解析・熱解析・流体解析(CFD)などを実施します。解析結果を実機・試験体の試験データと突き合わせてモデルの妥当性を確認し、精度を高めていく作業も重要です。
材料力学・構造力学の基礎に加え、解析結果を設計判断に翻訳する力が問われます。近年はスクリプトによる解析の自動化や、多数ケースの効率的な評価も求められており、Pythonなどでの自動化経験があると業務の幅が広がります。
装備品の開発では試作・試験のコストが大きく、CAEによる事前検証の重要性は増している。強度・振動・疲労を解析で見通せるエンジニアは開発現場で継続的に求められる。
荷重条件に対する応力・変形をFEMで評価し、強度余裕や剛性の成立性を確認する。設計部門と連携して構造の最適化を進める。
固有振動数やランダム振動、衝撃に対する応答を解析し、搭載機器や構造の耐環境性を評価する。試験条件の設定にも活用する。
繰り返し荷重に対する疲労寿命を評価し、就役期間にわたる健全性を見通す。損傷許容設計の観点からの検討も行う。
エンジンや電子機器まわりの発熱・放熱を評価し、温度分布や熱応力を解析する。冷却設計や材料選定の判断材料を提供する。
流れ場や空力特性を数値解析で評価する。機体形状の検討や冷却・換気設計などに活用し、試験と補完しながら設計を進める。
CAE / 解析エンジニア(年収500〜700万円)
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主任解析者 / 解析リード(700〜950万円)
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解析課長 / 技術統括(950〜1,150万円)
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技術部門マネージャー(1,150万円〜)
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See all defense industry jobs →FEMの基礎や解析ソルバーの操作、試験との相関といったスキルは分野を越えて活かせます。転職後に理解を深めることが多いのは、対象装備に固有の荷重条件や環境要件、社内の解析標準です。汎用的なCAE経験を土台に、対象分野の要件を学びながら適用範囲を広げていくのが一般的です。
解析は試作前の設計検証や、試験では確認しづらい条件の評価に用いられ、試験は実機での最終確認や解析モデルの妥当性検証に用いられます。両者は補完関係にあり、解析結果を試験データと突き合わせてモデル精度を高めていく作業が、CAEエンジニアの重要な役割の一つです。
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